2012年1月12日木曜日

天皇制について(9)女系天皇について・その2

女系天皇に反対する人々のうち、その少なくとも一部がもちだすのが、Y遺伝子の話である。

まあ要するに、<男系天皇は、神武天皇のY遺伝子を受け継いでいる。しかし、女系天皇は受け継いでいない。だから、女系天皇は認められない>というものである。

そして、<古代人はY遺伝子の価値を認めていたのだ。だからそのような伝統となったのだ>と続く。



しかしこれ、ストレートに言うのも申し訳ないが、馬鹿げたトンデモ説である。

そもそも、遺伝子なんぞに価値を感じるあたり、未開人レベルのおつむである。
さらに古代人が遺伝子なんぞを認識していたと主張するあたり、まさに妄想の域である。



ついでにそれは、論理的にもおかしい。

つまりそれは、つきつめれば、

<Y遺伝子を受け継いでいない女性が天皇になるのは良い。
しかし、Y遺伝子を受け継いでいない男子が天皇になるのは認められない>

ということだからだ。



また、もし仮に神武天皇のY遺伝子が尊いのであれば、今上天皇のみが神とされるのはおかしい。もしそうであるのなら、理屈としては、それを受け継ぐ人間皆が神とされなければならないはずである。

にもかかわらず、そうでないのはどういうわけ?



だから結局、問題は遺伝子なんかではないのである。
それとは別の、<権威>ということである。

そしてまた、女系反対論者の言うことは、まるで支離滅裂、まったく馬鹿げた小理屈ということだ。




それでまあ、なんですな。

いまさら言うまでもない当たり前だが、この世には、男と女がいる。

そしてこの世には、女子禁制の男の世界があるし、逆に男子禁制の女の世界もある。



たとえば大相撲。
土俵は女子禁制であり、それは伝統として尊重すべきものであろう。

そしてこれは、理屈を超越した伝統である。
それ以外の何物でもない。



そして筆者は、これは女系天皇への反対論にも共通すると思うのである。

正々堂々と、『理屈なんかない。女系など認められん!それこそが守るべき伝統だ!』と主張すれば、いいんだ。

それなら、筆者は文句をつけたりしないよ。それはそれで、ひとつの尊重すべき意見であるからだ。



ところが、女系天皇反対論者は、そうではなく、ああだこうだと屁理屈をこねる。
だから、馬鹿げたトンデモ説になっちゃうんだよ。

だから筆者も、そのお馬鹿なところを批判しなければならなくなってしまう。
まったくもう、余計な手間をかけさせないでほしいもんだ。



まあもっとも、それが女系天皇反対論者のおつむのレベルなんだろうけどね。
彼らの知能もまた、幼稚園児レベルである。
現在の国会議員のセンセイ方と同じくね。